「ヤクルトレディ」と聞くと、皆さんどのような印象をお持ちでしょうか?
- 大変そう
- ノルマがないって聞くけど本当??
- 託児所があっていいなぁ
- 子どもがいる人がたくさん働いているし働きやすいのかな?
- どのくらい稼げるのだろう…
当記事では、実際に1年半ヤクルトレディとして働いた経験のある管理人が、ヤクルトレディに関する疑問や経験談を綴ります。
今回は「ヤクルトレディのメリット」です。
ヤクルトレディのメリット
ヤクルトレディという仕事が気になって、又は、ヤクルトレディについて不明点があって、インターネットで検索した際に出てくるネガティブな印象の多いこと!
正直、販売センターでの人間関係や雰囲気の良し悪しは、センターによって違うとしか言えませんが。。
ネガティブな印象の多いヤクルトレディを経験してみて感じた、ヤクルトレディのメリットを紹介します。
確実に子どもを預けられる保育ルームを利用できる
育児中の女性が働きたいと行動に移そうとする際の最大の壁は、子どもの預け先の確保ではないでしょうか。
地域にもよりますが、特に3歳未満の子どもを預けるには保育園も空き待ち。
都市部では、もともと働いていない「求職中」ランクの親が子どもを預けるべく保育園の利用申請を出したところで、保育園に入れる優先順位が低く、利用待機していても入れる保証はありません。
しかし、ヤクルトレディの仕事を始める場合、保育ルームを利用することができます。
働くセンターと同じ建物内に保育ルームが併設されていたり、センターからは少し離れた場所に保育ルームが用意されていたり、それぞれのセンターや販売会社により異なりますが、ヤクルトレディとして働く場合には確実に利用できます。
利用料が月5000~10000円と販売会社により異なるようですが、保育料の安さも非常に魅力的です。
私が働いていたところでは、月6000円ほどでした。
また、子どもが既に幼稚園や小学校に入っている場合でも、夏休みなどで家に一人で留守番させたくないけれど仕事に行かなくてはならない時に、保育ルームの都度利用も可能です。
何歳まで利用できるか、1回あたりの利用料等、こちらも販売会社ごとに規定があるとは思いますが、私が働いていたところでは小学3年生まで利用可能でした。
夏休み等の長期休暇期間になると、いつもはいないお兄さんお姉さんが増えて、遊び方が変わったり普段接することのないメンバーに可愛がってもらえたり。
子どもたちも非日常な保育を楽しみつつ、刺激を受けているようでした。
勤務時間・休みを自分次第で調整可能
ヤクルトレディの基本的な仕事は「決められたお客様にヤクルト商品をお届けする」こと。
お客様宅や事業所等へ訪問し、商品をお渡し・販売し、自分で売り上げを立てた分の手数料が収入となります。
定期的に訪問する際には、訪問する曜日や時間帯をお客様と調整し、普段は決まった曜日の決まった時間帯に訪問することになります。
しかし、あらかじめ予定が分かっていて、通常通りの日時に訪問できない場合には、訪問予定の変更(前日にお届けする、いつもより早めの時間に訪問する)のお知らせをしてお客様との調整さえできていれば、私用等の都合に合わせて勤務時間や休みを調整することが可能です。
育児中は、子どもが進学しても学校行事等で平日対応しなければならないケースが多々生じることと思います。
授業参観の時間(1~2時間)だけ学校に行きたいから、いつもその時間に訪問するお客様へのお届けだけ時間をずらして、その時間だけ中抜けする(授業参観が終わったら残りのお届けする)など、上手に調整して対応している時間やりくり上手さんもたくさんいます。
(ヤクルトレディは時給制ではないので、決まった時間に拘束されることはありません。)
頑張り次第で収入アップも可能
ヤクルトレディの収入は、商品を販売するうえでの「手数料」がそのまま収入となります。
大体、商品定価の約20%が手数料となり、月の売り上げが40万円あれば、約8万円稼げるイメージです。
売り上げが上がれば上がるほど、手数料収入も増えます!
売り上げを増やしたいと思えば、既存のお客様にもっと商品を買ってもらえるよう商品をおすすめする、新規のお客様を開拓するなど、営業に力を入れて売り上げを上げていきます。
もちろん人により向き・不向きもありますし、頑張っても報われない時もあるのが辛いところですが、頑張りが実を結んだ時の喜びは大きいです。
同年代の子を持つママや先輩ママが多く、子育てしながら働くことへの理解や配慮が得られる
ヤクルトレディを始める人、ほぼ子育て経験者です。
子どもの急な体調不良で休む必要が生じたときなど、気持ちよく休ませてくれる人ばかりでした。
急な休みの場合、事前の調整等できていないので、自分が訪問予定だったお客様への訪問を他のヤクルトレディにお願いすることになります。
通常、1日に20~30軒ほどのお客様の元へお届けに行くのですが、急に休む人が出ると、休む人が担当するお客様への訪問を、他の行ける人で分担して行います。
(他のヤクルトレディのお客様の元へ代わりにお届けに行くことを「代配」といいます)
代配そのものも、代配の割り振り等も、出勤しているヤクルトレディで協力して行うのですが、当日の朝に急な休みの対応を強いてしまう状況でも、「心配しなくていいから子どものこと見ててあげてね」と言ってくれる同僚たち。
急な休み(しかも確実に同僚たちに負担を強いることとなる)を取ることになり、仕方ない状況とはいえ肩身の狭い思いをしますが、子育て中に働いていれば誰しもが経験する状況です。子育て経験者がほとんどという環境で、比較的理解を得やすいかと思います。
子どもつながりでの付き合いの「ママ友」ではない、「自分の同僚」が近所にいて、育児の情報交換やお下がりのやりとりをしたり、仕事後や休日に子ども連れで遊んだり、子育て話や主婦トークで盛り上がることができるのは、ヤクルトレディとして働いたからこそ経験できたことのように感じます。
地域での顔見知りが増える
同僚のヤクルトレディはもちろんのこと、お客様や、自分の担当エリアに住んでいたり働いている方など、顔見知りが増えます。
人によっては嫌かもしれませんが(仕事時間外にヤクルトレディのあの人だ!なんて思われながら目撃されたくないという意見もあり)、街中でばったり出くわして挨拶を交わしたりしながら、「こうやって地域に馴染んでいくのも悪くないなぁ」と感じていました。
ヤクルト商品が安く手に入る
ヤクルトレディが扱う商品は、宅配専用の「ヤクルト400」、ミルミルやジョアなどの乳飲料、ジュース、栄養ドリンク(タフマンなど)、ラーメンやうどんなどの食品、化粧品など、多岐にわたります。
基本的にすべての商品を仕入れ値で購入できます。
販売会社によって多少の差はあると思いますが、定価の約20%引きで仕入れするので、100円の商品なら80円で購入できるイメージです。
(お客様に販売する場合は、100円の商品を80円で仕入れて売るので、差額の20円が収入(販売手数料)となります。)
ちなみに私が所属していたセンター(販売会社)では、「ヤクルト400」に限っては半額で購入できました。
毎日継続して飲用して健康効果を実感してほしい、という会社の考えもあり、1日1本×家族人数分のヤクルト400については半額でした。
(こちらも販売会社により異なります。)